運営者:そうすけ
愛媛のエンジニア兼ブロガー。
工場勤務→社内SE→自社開発にキャリアチェンジ。
主にバックエンド開発を行っています。
【ブログ運営歴】2021.6~
【プログラミング歴】2022.3~
本業:Java,MySQL、個人:Typescript
最近、社内SEからWEBエンジニアへ年収を下げずに転職をしました。
この記事を見られている方は、WEBエンジニアに転職を考えていられると思いますが、未経験や微経験の場合、年収の下がる転職可能性が高いです。
私自身も未経験からスタートし、年収を下げず、むしろ上がる転職ができたので共有します。
この記事のノウハウを要約すると、下記のようになります。
『未経験からWEBエンジニアに年収を下げずに転職するには、社内IT部門に異動して開発経験を積みつつ、プログラミング学習と転職活動を中長期かけて行って段階的に転職すること』
この方法で私はWEBエンジニアの内定を5つ、年収を下げずにオファーいただきました。
準備前:年収200~300万
準備後:現年収と同等 または プラス50万
(私の現年収は30歳の平均年収額とほぼ同じと思ってください)
結論だけ切り取りましたが、より深い理屈や詳しいノウハウを理解できると思います!
前置き
WEBエンジニアの定義
WEBエンジニアを【Web技術を使って実際に手を動かし開発を行うエンジニア】と定義します。
この文章を読んで得られるもの
未経験で年収を下げずにWEBエンジニア転職した具体的な方法の一例を知ることができます。
未経験WEBエンジニア転職は、人生を掛けた大勝負です。
- 勉強をするための時間の確保が必要
- 今のキャリアを捨てて、経験のない世界に飛び込むことになる
- キャリアを大きく変えるので、向いてなかった時に後戻りしずらい
- 年齢が採用可否に大きく影響する
- 年収も基本的には下がりやすい
未経験転職はリスクが結構大きいのに、リアルな情報って意外と少ないです。。
もちろん記事を探せばあるのですが、『お金』や『年収』の観点を考慮した記事はそうそうありません。
なのでリアルな30代の仮説検証の一例として、記事にしてみました。
(小さい本になるくらいかなり具体的に書きました😂)
あくまで参考程度にしていただければ幸いです😊
どんな人に当てはまる記事?
『未経験からWEBエンジニアになりたいけど、年収が下がるリスクを取りたくない転職希望者』
上記のような方に当てはまると思います。
私がここで紹介するのは中期的な戦略で、これをやったら数か月で未経験でも年収800万!みたいな話ではないです。
あくまで現年収とのダウンギャップを減らす方法です。
正直な話、回り道かとも思います。
ただ、エンジニアになる覚悟はあるけど、年齢や立場から金銭的リスクが取れなくて不安がある人
こういう方に参考になる記事かと思います😊
逆にいうと、下記のようなリスク許容度の高い方にはあまり参考にならないかもしれません。
・若くて年収が下がるほど現年収が高くない
・そもそも年収に強いこだわりがない
・1秒でも早くWEBエンジニアになりたい
時間も大事な資産なので、飛び込めるリスクが許容できている方は本記事参考にならないかもしれません。
ただITキャリアチェンジという面では一部参考になる情報もございます。
もし、良かったら見て頂けると幸いです🙇
私について
今までの自分の経歴を書いておきます。
・水産系大学院から新卒で地方の食品会社に入社(24歳)
食品業界×品質管理(工場勤務)を5年間行う
・IT転職を考え、プログラミング学習開始(29歳)
・年収を下げずにWEBエンジニアになる(31歳)←イマココ
転職を始めたのは29歳でプログラミング教室を卒業した後でした。
そのまま転職活動してみましたが全く歯が立たず、10社中1社書類が通過したのは年収200万の企業だけでした。
そんな典型的な未経験エンジニアの私でしたが、自分で作戦を立てて行動することで、現職より同等年収かそれ以上でオファーいただくことができるようになりました。
ノウハウを書こうと思った理由
WEBエンジニアの未経験転職に寄り添いたいと考えたからです。
エンジニアに興味はあるけど、目指す過程において不安を抱えている人は大変多いのではないかと感じたからです。
私自身がものすごく不安な中で行動していたので、何か力になれたらと思いました。
例えば、世の中の情報では下記のような情報があります。
確かにその通りなのですが、この2点にはギャップがあります。
- WEBエンジニアという職種をオススメしている
医師や弁護士以外で未経験の今から努力次第で目指せる比較的高年収を狙える職種。
PCとネットがあればで仕事ができ、リモートやフレックスなど裁量が自由。
本業が掛け算となってフリーランスや副業もやりやすい。
- 年収の下がる転職はオススメしていない
企業は現年収で給与を判断するところが多く、一度下げた年収を取り戻すのは時間がかかるのと、年を取るごとにリスクが大きくなる。
そのギャップは、未経験でWEBエンジニアになろうとすると、基本年収が下がることです。
ITに限らず、業界業種未経験の転職は転職市場において不利に働きます。
中途で未経験、ましてや30代だと、同等以上の年収で転職するのが難しいです。
未経験だと基本的に①か②のどちらかを諦める形になるので、転職や副業を前提に、長期的にリターンを見込めるなら年収を下げる転職もありだ、というのがリベの両学長が動画で解説しています。
私もエンジニア転職を考えた時、このギャップがすごく不安で、ひたすら本やYoutube、チャットでなんとかならないか情報を収集していました。
そして、情報を組み合わせ仮説を立てて行動した結果、実際に年収下げずに30代でもWEBエンジニアになることができました。
自分で実証することができたので、これは再現性があると思い、誰かの役に立てばということで、ノウハウとして記事にすることにしました。
なぜ転職したいのか
前提の整理のため、記載します。
未経験からWEBエンジニアに転職したい方は、大なり小なり下記目標をもっている、ととらえています。
- プログラミングで稼ぎたい
- フルリモートで働きたい
- 大きく稼ぎたい
結論、これらは一度WEBエンジニアとして実務経験を踏むのが一番の近道です。
逆に実務経験がないと、ほとんど無理だと思っていただいた方がいいかと考えます。
なぜなら、プログラマーやエンジニアは「ある一定のレベル」が求められるからです。
つまりそれは、本職またはそれに近い技術力と信頼を持つ、ということだと私は考えます。
プロゲートやスクールにいくことは本当に素晴らしいことなのですが、それだけではなかなか仕事ができないのが現実です。
スクール卒未経験者の私もプログラミングで稼ごうと転職・副業と試してみた結果、下記のようなのが現実でした。
- 副業でも実務経験がないと仕事が取れない
- 未経験でできる仕事は単価が低い or 市場で求められるスキルがつかない
- 運よく仕事をもらっても自己解決できないので精神的に苦しく、納期に間に合わない
- 実務経験なしで転職すると年収が2~300万になる
つまり、本職レベルのキャリア・実績がないと、プログラミングでは仕事が取りにくい、という欠点があります。
そうなると、仕事を得るには実務経験が必要で、未経験者は現職の年収やキャリアを手放すリスクを背負うことになります。
プログラミングは副業に取り上げられますが、数ある稼ぐ方法でも、小さく試して稼ぐのが難しいのがプログラミングだと行動してみた結果、私は思いました。
(プログラミングの自分の適性自体は、プロゲートなどで小さく試せます!)
なのでエンジニア転職を考える前に、本当に自分が何を叶えたいのか、価値観の整理が必要です。潔く諦めるのも選択肢です。
- なぜWEBエンジニアなりたいのか?
- プロゲート・スクールを試して自分に適性があるか?
- 他に稼ぐ方法を試してみて、どうだったか?
- 自分が思う「自由な働き方」を叶える道は他にもないか?
- ライフプランを考えて、リスク許容度はあるか?
これらが自分で整理できて決断できれば、あとは🔥行動あるのみ🔥です!
未経験から年収を下げない方法
前置きが長くなりましたが、さっそく解説していきます。
全体として、こういった流れを踏むことで年収ギャップを減らせます。
この①の社内SEに異動して経験を積む、という方法で私は年収を下げずに未経験転職できました。
①社内IT部門へ異動する
↓
②経験年数を積みつつポートフォリオを作成
↓
③しっかり準備をして転職活動をする
社内IT部門へ異動する
今いる会社にある、社内IT部門へ異動(社内転職)しましょう。
よくあるのが社内SEや情報システム部と呼ばれる部門です。会社によっては総務が担当している可能性もあります。
いわゆるの「軸ずらし転職」の社内版です。
【異動による業界×業種の軸ずらしの例】
食品×商品開発→食品×ITエンジニア(私の例)
電子機器×営業→電子機器×ITエンジニア
アパレル×経理→アパレル×ITエンジニア
要するに今あなたが業界×業種の未経験なのであれば、社内IT部門を一度経由した後に、WEBエンジニアとして転職する、ということです。
なぜこのような回り道をするか
まずは業界という軸足を社内に置きつつ、業種だけをエンジニア職に変えることで、IT完全未経験のエンジニアではなくなるからです。
社内でシステム開発職の実務経験が積めたら、内定率と年収ギャップを減らせる可能性が大きく高まります。
業種を社内エンジニア職に変えて実務経験を踏み、転職市場に自分自身をよりよく見せるようなポジションにつくことがポイントです。
これはWEBエンジニアに限らず、インフラエンジニアやITコンサル、IT営業など、IT業界へキャリアチェンジしたい人にもかなり有効な手法だと思います。
この手法はハードルが高く見えますが、時間をかければそこまでハードルは高くありません。
みなIT以外のことがやりたくて入ってきているので、事業会社のIT部門は、競争率が低く異動希望が通りやすいです。
まずメリット5選と、異動するためのアクションプランについて解説していきます。
■どこで参考にした?
軸ずらし転職は業界・業種経験者がキャリアアップする方法としてよく提唱されています。・転職と副業のかけ算(書籍)
・リベ大
・海外エンジニアの発信海外で活躍する日本人エンジニアの酒井さんも進めている方法です。(未経験→情シス→ソフトウェアエンジニアの軸ずらしを解説しています。是非見てみて下さい!)
異動して得られる5つのメリット
異動した後でWEBエンジニア転職することを考慮した5つのメリットです。
【社内エンジニア職につくメリット】
①職種が「エンジニア」になる
②実務経験が積める
③年収が下がりにくい
④IT業界の構造・業務内容を理解できる
⑤合わなかったら転職しないという選択肢が取れる
職種が「エンジニア」になる
繰り返しますが、社内SEになることで「ITエンジニア」という肩書がつき、業務経験を踏むことでIT未経験ではなくなります。
WEBエンジニアの業務経験者とは言えませんが、「ITエンジニア」経験者であり、IT未経験と比べると転職市場で前より圧倒的に有利になります。
あと肩書だけでなく、開発・DB運用・インフラ管理など幅広くITについて携わるので、エンジニアに必要な基礎知識と技術が業務で身に付きます。
私の例ですが、異動後すぐ転職サイトに履歴書を出してみたところ、オファーがくるようになったり、異動前と比較して、書類通過率が一気に上がりました。
実務経験が積める
社内IT部門としての経験は、未経験者にとって貴重な実務経験となり、アピールできる材料となります。特に、開発プロジェクトに積極的に参加することで、具体的なスキルを磨くことができます。
例えば上流工程なら企画・要件定義などのシステム企画経験とコミュニケーション力、下流工程なら設計・開発などのシステム開発経験とプログラミング技術です。
会社にもよりますが、社内IT部門は上流工程の経験が積みやすいです。
システム開発に置いて、要件をまとめたり、関連部署と会話して仕様を決める仕事です。
仮にプロダクトや技術が小さな仕事だったとしても、これらの実務経験は、未経験時より圧倒的に自分を魅力的に見せることができます。
年収が下がりにくい
異動は未経験でも年収低下のリスクが低いです。
社内転職は、同じ会社の給与テーブルなので、給与の変動は同じか、ほぼ変動がありません。
IT未経験なのに年収が同程度であり、業務経験を積めるという、未経験者にとってありがたい環境で挑戦できます。
そして、転職に向けて色々力量をつけるために勉強していると、前向きに意識高く主体的に活動しているとみられ、社内評価が上がります。
私の場合、昇進と物価高騰のベースアップなどもあり、社内転職して間もないのに50万くらい上がっていました。
転職先でも現年収ベースで年収が決まるため、現職で上がるなら上げておくことは転職活動でも非常にメリットです。
IT業界の構造・業務内容を理解できる
異動してIT業界に片足踏み入れてみることで業界が見えるようになり、業界構造や業務内容にの違いについての理解が深まります。
IT業界は複雑です。
一言にITエンジニアといっても、かなり業務内容が違います。
ネット上だと理解しにくかった業界の構造や業務内容が解像度高く見えるようになり、自分がどのようなITエンジニアを目指したいのかが、より明確になります。
例えば、WEBエンジニアのような開発エンジニアであれば、SIer・SES・自社開発企業などが挙げられます。
情シスでは上流工程のみ行うことが多く、委託先のSIer・SESとの一緒に業務をすることが発生するので、IT業界の下請け構造を実体験として理解できます。
また社内システムの内製化であれば、プログラミングを社内で行って開発・運用します。そして依頼先が社内の人なので、自社開発企業の雰囲気も味わえると思います。
こういった業務内容はIT未経験者からは見えずらく、イメージもしづらいです。
理解できた後にどの職業を選択するのかでは大きな違いがあり、業界業種を把握できるメリットは大きいです。
合わなかったら転職しないという選択肢が取れる
エンジニア職が向いていないと感じた場合、転職しない、という判断ができます。
社内異動であれば、社内で元の部署に戻ったり、別の移動先に異動するなどして、転職以外にキャリア形成をシフトするチャンスがあります。
要するに、社内転職は取返しが付きやすいですポジションなのです。
実際エンジニアになってみると、業務レベルになると大変なことも多く、「なんか違う」となってギャップを感じてやめる人も多いです。
また異動後は未経験で新入社員と同等なため、無力感や適性によって自己肯定感も下がってメンタルやられる例も少なくないです。また職場の雰囲気も社内なのである程度調査できたり予測がつきます。
いっぽう転職となると、やり直しにはリスクとコストがかかりますよね。
社内というリスクが低い環境で、実務体験を経験して自分の適正を判断できるのは大きなメリットです。
社内転職のアクションプラン
①ITの勉強をして結果を出す
②IT部門の部署長やメンバーに直接連絡をとる
③転職活動をしておく
④人事や現部署長に強い覚悟で希望を出す
希望による人事異動は、この3人の合意があって初めて人事調整が行われます。
①人事部
②IT部門長
③自部署長
なので、この3人の合意を戦略的に得るためのステップになります。
なので時間は少しかかるかもしれませんが、上記のステップで異動できると思います。最終兵器も最後に説明しています。
①ITの勉強をして結果を出す
まず、人事を攻略するための材料を準備します。
異動希望者→人事→IT部門長→自部署長
IT人財であることをアピールできるよう、何かITで人より秀でましょう。業務に近いことだとなおさら良いです。
・事務業務をマクロで効率化した
・RPAを使って効率化した
・プライベートでシステムを作った
・IT資格を取った
・プログラミング教室に行っている
なんでもかまいません。ITを使って会社に貢献するために自己研鑽しましょう。現在いる部署でITに少し詳しくプログラミングできる人、くらいになれば十分です。
この状態で、IT部署に興味があるのですが、見学できますか?と人事に軽く問い合わせしてみましょう。
会社にもよりますが、社内SEに求められる技術的ハードルはそこまで高くないと思います。それよりも自己研鑽できることを評価されます。
個人的には、情報学部やエンジニアでもない限り、IT技術は勉強しないと身につきません。
なので他の人よりITの勉強をしているだけで、平均以上のITリテラシーをもっているアピールができます。
■資格について
「異動」という観点で見ると、難しい資格はコスパが悪いので比較的簡単な資格をおすすめします。
アピールポイントとして資格を取るなら簡単なITパスポートがおすすめです。目安として1か月くらい勉強すれば合格できます。なぜなら異動を判断する人事部や現部署の上司はエンジニアではないからです。
資格や業務の難易度については判断できませんので、ここに時間を使いすぎないようにしましょう。
例えば、基本情報などはIT初心者は約3か月くらい勉強時間を要します。間違いなく勉強したことはプラスになるのですが、「異動する」という観点で見ると、どの資格とっても人事や上司はよくわかってないので、「へぇ~」ぐらいで終わってしまう印象です。(私の経験談)
なので資格を取るのであれば、受かりやすくてい国家資格になるITパスポートは非常におすすめです。
②IT部門の部署長に直接連絡をとる
次は異動先の部門長です。
異動希望者→人事→IT部門長→自部署長
ある程度準備ができたら、異動部署の部長にアピールしましょう。
直接メールしたり連絡を取ったりして、ITへの熱意と努力を伝えるのがするのがおすすめです。
なぜなら、先に異動先の部長のハートをつかむためです。
人事を介して情報を伝えるより、直接伝えることで本気度をアピールできます。(実際に本気度を感じたといってました)
転職先でも部署間でも同じで、やる気のあって自主性のあるある社員にを求めています。
またどの部署も人手不足ですし、異動希望者が複数いて枠が少ない時、本気度の高い人をとります。
逆の立場になれば、本気度も曖昧で、どんな人なのかわからず、コミュニケーションとったことない人を、わざわざ採用しようとはしませんよね。
該当部署に直接アピールすることで、自分という存在に気付いてもらいましょう。
部長ではなくメンバーと食事をするのもありです。よりリアルな現場の雰囲気を知ることができると思います。
③転職活動をする
転職活動で保険を作っておきましょう。
もし異動できなかった場合のB案を用意しておくためです。
どのくらいの企業に書類・面接で自分が通用するのか見ておきましょう。
今の自分を俯瞰できます。
現職かエンジニア職か、自分の市場価値でどのくらいの年収で内定がもらえるのか見ておくことが重要です。
また承諾するかどうかはさておき、選考が通過すれば社外にも認められるということなので、精神的にもかなり強く、安心材料にもなります。
④自部署長に強い覚悟で異動願いを出す
ここまで準備できたら、ようやく異動願いを出します。
自部署長へのアピールです。
異動希望者→人事→IT部門長→自部署長
ここで重要なのが、熱意のアピールに加えて、「異動できなければ転職する、実際に転職活動もしている」と強くでることです。
ここがポイントです。
なぜなら人事希望で異動させるメリットは、自部署や人事にとってあまりないからです。
自部署としては、ある程度業務に慣れた人が減るデメリットはかなり大きく、希望をかなえてあげるメリットは本人のためにはなりますが、部としてのメリットにはあまりなりません。
逆に、やめられるデメリットのほうが大きく、メンバーが減るということは部署だけでなく会社の人的資産を失うことになるため、本気で動いてくれます。
また部下が辞められることは上司の評価にも響くからです。
人事・異動先の部長とのマッチングは済んでいる状況で、あとは部署長だけ。この状況で「やめる」ということはある意味、詰将棋です。
この方法で、私は3者の合意を取ることができ、ITキャリアをスタートできました。
人事調整に半年以上かかりましたが、その間は異動先で使用する言語や基本情報など勉強してました。
業務については開発をしたい、と必ず希望を伝えましょう。そして異動できたあとも積極的にプロジェクトに手を挙げて参加し、実務経験を積むことを意識しましょう。
開発職があれば、そこで開発経験が積めるので、かなり有利になります。
私は上流工程と、基幹システムの開発スキル(Java、SQL)などの経験をさせてもらいました。
異動後の注意すること
やっと異動できた先ですが、WEBエンジニアを目指されるのであれば下記に注意してください。
- ヘルプデスクはできるだけ避ける
- 長居は禁物
ヘルプデスクはパソコンの初期設定や社員のトラブル対応の仕事です。例えば、パソコンが動かないから助けてほしい、といった業務です。
会社にとっては必要な仕事なのですが、正直WEBエンジニアに必要なスキルはつかないのでおすすめしません。
またWEBエンジニアへ転職を目指すなら長居は禁物です。
なぜなら社内IT部門は、社内のITインフラ整備や運用管理が中心です。WEBエンジニアに必要なプログラミングや開発経験をやっている部分もありますが、自分たちで開発することは比較的少なく、経験が積みにくいです。
そのため、転職市場で実務スキルや経験不足と見なされ、長くいると転職が難しくなる可能性があるからです。
自分のキャリアプランと相談しながら、いつ転職するのかを考えましょう。(私は1年弱で退職することにしました)
転職活動の結果
応募企業:39社
書類通過:10社
最終面接:7社(内2社は辞退)
内定:5社
書類選考も含めると未経験・微経験30代だと
20-30社に内定1-2個
と大体2-3割が相場のようです。
ちなみに私の戦績はこんな感じでした。相場通りですね。
まとめ
大変長くなりましたが、年収を下げずに転職する方法は3ステップです。
今回はこの①のみ解説しました。
- ①社内IT部門へ異動する
- ②経験年数を積みつつポートフォリオを作成
- ③しっかり準備をして転職活動をする\
未経験からリスクの低い方法で実務経験と学習を積み、出来る準備を最大限して転職する、という方法でした!
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