おはようございます!そうすけです!
運営者:そうすけ
30代のブロガーとエンジニア。
工場勤務→情シス→ソフトウェアエンジニア
主にフロントエンド開発を行っています。
趣味はガジェットと植物。
- 社内SEになりたい人
- 未経験からITキャリアを築きたい人
- 転職したいけど年収を下げたくない方
- キャリアに悩む方
未経験からIT関係の仕事にキャリアチェンジしたい…!
こう思ったことはありませんか?
私自身、そう思って未経験でITキャリアチェンジした一人です。
2023年にメーカーの工場勤務から20代後半で社内のシステムエンジニアになりました。
実は未経験でITキャリアを積みたい方にとって、社内SEはとてもいいキャリパスだと私は考えています。
本記事では私の実体験を踏まえて、IT未経験者になぜ社内SEがおすすめか、そのためにやったこと、実際なってみてどうかなど、正直に書いています。
本記事が皆様のキャリアに少しでも参考になれば幸いです😊
追記
2024/10に最近転職成功して社内SEからWEBエンジニアになりました!
そもそも社内SEとは
めちゃくちゃ簡単にいうと、社内向けのITシステムの構築・運用を行う人です。
SEは顧客が社外にいるのに対して、社内SEは同じ社員が顧客になります。
相手の思いをITで叶えるといった点で共通しています!
詳しい説明は本筋から離れるので、別途記事を調べてみてください!
未経験でITキャリアを積む方法
未経験でITキャリアを積む方法は3つあります。
- 転職
- フリーランス
- 異動
フリーランスと転職はハードルが高め
フリーランス
まず、未経験のままITフリーランスは無理だと思います。
なぜならフリーランスとして活動しようとしても、実務経験がないので仕事がもらえません。
特に社内SEのフリーランスは、IT戦略から開発・運用、インフラ周りやIT機器選定などかなり幅広い知識が必要です。
また仮に仕事がもらえたとしても、経験がないまま一人でシステムエラーを解決するのは本当に心が折れそうになります。
力量がないと、エラーで何も進まないまま一日が過ぎたりもします。
かなりきついです。
おすすめしません!!
転職
転職の場合ですが、これは金銭面と精神面をクリアできるなら可能です。
完全未経験の転職だと、年収が100万~200万程度下がることは覚悟しておくべきでしょう。
年収が下がる転職はリスクも高いです。
家庭・妻子持ちだと特に。
転職先は転職前の年収を基準に給料をきめるため、一度下げた年収を上げるのは難易度が高くなります。
未経験転職は、年収を上げるその先も見すえたキャリアプランをしっかりとしっかり立てることが大事です。
逆にそれができないと、お金の面ではしんどくなります。
お金なくして、自由無し!!
私は20代後半で転職活動をしましたが、かなり条件が下がる現実を突きつけられました。。
IT未経験の人は社内異動が最適解
未経験の人は社内のIT部門(社内SE・情報システム部)への異動が一番おすすめです。
理由は下記3つです。
- 年収が下がらずITキャリアが積める
- ライバルが社内だけで競争難易度が低い
- 社内の業務経験が生きる
- もし向いてなかったら戻れるチャンスがある
社内異動だと、未経験キャリアチェンジのリスクが転職より大きく下がります。
職種だけずらしましょう。
情報システム部などの社内IT部門はどんな会社でも必ずある部署です。
私は異動願いをだすことで、
食品業界×ITエンジニア
というポジションをまずは目指しました。
「軸ずらし転職」というのはご存知でしょうか。
業界と業種のどちらかを変えて仕事を変える、いう考え方です。
こちらのサラリーマンなら絶対に読んでおくべき、「転職の思考法」から抜粋。
職業は業界×業種という考え方でできています。
例えば銀行の営業は金融業界×営業職、建築会社の経理なら不動産業界×経理職になります。
なぜこれがいいかというと、業界か業種の片方だけずらすと完全未経験の仕事にならないからです。
私の場合は、食品業界×品質保証という職業でした。
なのでまずは、品質保証から情報システム部をスライドさせました。
↑これわかりやすい
ちなみに超有名エンジニアの酒井淳さんも、この考え方を勧められてましたね!
情報システム部のキャリアはおすすめとおっしゃっていました!
社内SEになるためにやったこと
しかし、ただ異動願いを出すだけでは、
基本的に異動はできないことがほとんどです。
(好き勝手な異動は会社にとってメリットがないため)
なので、下記の3つ順番で準備をしたあと、異動願いを出しました。
- 転職活動をする
- ITの勉強する
- 根回しする
転職活動
まず異動願いを出す前に、転職活動を行いました。
理由は下記2つです。
- 自分の市場価値がわかる
- 異動に失敗したときの保険を探しておく
利用したのは転職エージェントです。
自分の強みや今転職したらどのくらい給与で何ができるのかが無料相談でわかります。
知識がないまま転職サイトをうろつくより、プロに相談したほうが圧倒的にコスパがいいです。
例えば、IT職にチェンジした場合の給与・勤務地や、
今いる会社の業界水準や待遇の良しあしなど、
現状を確認することができます。
20代後半で実際転職活動してみると、
①人気の社内SEの転職先はライバルが多く、
②年収200~300万円代で、
③勤務地は東京
の場合が多かったです。
正直、固定費の安い四国勤務で、年収400万程度の私にはかなりハードルが高い条件でした。
また異動は様々な社内事情が絡むため、うまくいかないことも多いです。
なので異動できなかった最悪のパターンも考えて、転職活動で現職と同じ業界の企業に内定をもらっておきました。
転職するかどうかはさておき、今の自分が別の会社でも働くことができるということを知っておくことはかなり大事。
最悪失敗しても生きていける精神安定剤になります。
これで思い切って、異動願いを出すことができます。
ITスキルの習得
毎日最低2時間は、ITの基礎スキルを勉強をしました。
- ITパスポート
- 基本情報技術者
- AWSクラウドプラクティショナー
- プログラミング言語でシステム開発
理由は、人事や自部署の上司に本気度を見せつけるためです。
おすすめは、Itパスポート。
転職なら役に立たないかもですが、社内ではネタになります。
人事はよくわかってないから、名前がわかりやすいITパスポートはコスパがよかったです!
というかIT未経験の場合、ITパスポートくらいの知識がないと、実際に仕事をするときに会話についていけず苦労します。
プログラミングはスクールに通って勉強しました。
開発スキルは社内でもかなり評価されました。
人事とIT部門への根回し
人事部と希望のIT部門へ自分の希望を伝え、根回しました。
なぜこれをしたかというと、理由は2つ。
- 社内で認知してもらうため
- 自部署の上司で希望がもみ消される可能性があるから
関わりがない限り、どれだけ凄いスキルがあってもIT部署は自分のことを知りません。
何も知らない人の希望と、顔見知りの熱意の入った希望を比べた時、後者が選ばれる確率の方が圧倒的に高いです。
また自部署の上司に希望を伝える前に、人事部の担当者と希望先の部長のキーマンに、異動するためにはどんなスキルが必要か、と相談しました。
この前に、というのが重要です。
なぜなら、自部署の上司は抜けられるとデメリットしかないので、基本非協力的だからです。
それなりの覚悟がないと、希望はもみけされるところが多いです。
戦略的に、外堀から埋めていきましょう。
実際待ってくれと何度も言われました。
1年以上は待てませんと伝えると、やっと人事部と相談して動いてくれました。
異動願い
半年程度でここまで準備して、魂の異動願いを出しました。
実際に通った文章です、これを参考にしてみて下さい。
実際に使用した異動届がタップで開きます
(異動理由のの参考になれば!)
アピール動機
ITシステムを通じて、得意先や自社の発展に貢献する業務に挑戦したい。
研究職5年目まで、開発・品証を通じて、営業・製造のバックアップ業務に取り組んできた。
〇〇部長をはじめ貴部署の方々にお話を伺った所、貴部署は経営戦略・各部署のニーズに沿った全体の課題解決に取り組んでいる。
業務内容は異なるものの、本質は共通する部分が多くこれまで修得したスキルを活かすことができると考え、その上で全社の業務課題解決や経営戦略のバックアップに挑戦したいと考えている。
また、今後のキャリアプランを考えていく上で、今年中に、かねてからの夢であったシステム開発への転換を行いたいと考えている。
キャリアプラン実現のために他社への転職も考えているが、今後も地元〇〇県へ貢献していきたいという思いもあり、〇〇会社のIT業務を通じて地元に貢献し、且つ、貴部署でキャリアプランを実現できることが1番の理想であると考え、今回のアピールに至った。
自己PR
開発品証で得た論理的思考力、課題解決力、コミュニケーション力が自身の強みであり、貴部署においてもトラブルの原因究明や対策、関係各所とのやり取りなどに活かすことができる。
またPDCAを常に意識し品質保証の仕組みを運用・保守・改善してきた経験を、システム運用・保守・改善に活かすことができると考える。
かねてよりシステム開発に携わりたいという思いがあり、資格・専門機関を通じてITスキル・知識をコツコツと修得してきた。
【開発言語:C#(チャットbot・システム作成)Java、SQL等 資格:ITパスポート、基本情報技術、日商簿記等】
自社開発アプリに使用する言語も学習中で、今後も継続して様々なITスキルを修得していきたいと考えている。
これまで修得したスキルを活かすことはもちろん、公私問わず継続して自己の成長に努めていける点、専門外の新たな領域にも積極的に挑戦できる点も私の強みだと考えている
端的に言うと、
社内SEに異動したいです!
そのために行動しています!
異動がベストですが無理ならやめる覚悟もあります!
みたいなニュアンスです。
退社されると、会社にとって損失で、自部署の上司の評価も下がります。
上司にとってはデメリットなので、異動に積極的になります。
これだけの準備を半年くらいで行って、一年後、はれて社内SEになれました。
ブログ更新しながら社内転職活動、ぶっ倒れるかと思いましたが、めっちゃ頑張りました!!!
なぜ社内SEを目指したのか
ちなみになぜ私がそこまでして、メーカーの品質保証部から社内SEをを目指した理由を書きます。
後ろ向きの理由
- 後ろ向きの理由
- 未経験転職は甘くなかったから
- 工場勤務に将来性を感じなかったから
- 転職活動をして自分を見つめなおしたから
- 部署内に仕事に対して前向きな人が少なかった
まず完全未経験転職は甘くなかったことです。
段階を踏んで、まずは軸をずらしIT業種に携わりたい。。
これには異動という方法しかありませんでした。
もう一つは、なんとなく入社したメーカー×品質保証のキャリアの先に未来を感じれなかったことです。
職場はコロナで大きなダメージをうけ、事業として衰退期と評価される工場の品質保証でした。
経営側からも人員減を要求され、どんどん人が減っている状態。
そんなせいか、周りは自分の成長を諦めている人が多く、前向きな雰囲気ではなかった。
このキャリア、不安すぎる!
また年功序列は終わっているので、転職や個人事業主で稼ぐキャリアに可能性を感じていました。
しかし食品×品質保証というのは食品業界という年功序列の代表業界でキャリアを積んでいくしかありません。
転職先もほぼなく、基本勤務先も工場があるド田舎。
かつ業務内容も個人事業に活かしにくいことに、転職活動で気が付きました。
俯瞰すると、理想のキャリアパスとは大きくずれていました。
年収を下げないため、経験のある同じ業界業種の仕事で転職活動をするのも、苦痛でした。
よし、まずは本気で異動を目指そう!
不安から28歳のときに、そう決意しました。
前向きな理由
- 前向きな理由
- ITでのモノづくり・業務改善が楽しかったから
- 転職や副業で稼ぐ力がつくから
- IT業種のキャリアを積みたかった
- リモートで働ける可能性があるから
私は業務で改善活動などをすることが多く、その一環でプログラミングなどでシステムを作っていました。
システムを作って、課題が改善されて、喜ばれる。
これが仕事の中でもすごく楽しかったのです!
苦手意識のあったPC作業が学ぶことで段々好きになりました。
仕事でももっと極めていきたいと思いました。
また副業と本業が掛け算になって稼ぐ力がつくこと、
リモートワークがしやすくなることも、
工場勤務の先には到達できない理想の働き方でした。
社内SEに実際になってみた感想
なってみて思ったこと。
- まじで勉強しておいてよかった
- 毎日が学び
- 自己肯定感は下がる
- みな仕事好きでよく学んで優秀
- システムで喜んでもらえるのが嬉しい
- 開発力をつけるなら長居は禁物
経営者と近い部署なのか、みんな会社がかなえたい思いに対して仕事熱心です。
そしてパソコンオタクで、40~50代のおじさんでもかしこく勉強熱心です。
前の部署の未来を諦めた雰囲気と全然違う。
環境って大事。
またそれなりにプログラミングやITの勉強をしてきたつもりでした。
しかし業務となると全く歯が立ちませんでした。
自己肯定感は下がります。だけど伸びしろしかない!
完全に何もしてないまま入ってたら、心病んでたと思います。
マジで勉強しておいてよかった!
あと社内SEは開発選任のSEと違って、インフラやヘルプデスクや機器選定など守備範囲が広いです。
開発をしていきたいなら、力量をつけて開発の仕事をとっていかないと、誰もやりたくない仕事が降ってきます。
そして開発に関しても、ずっと開発しているベンダーには勝てないと感じました。
ITキャリアを積むにはベストな社内SE異動です。
しかし、もし開発でフリーランスを目指すなら長居は禁物かと思います。
そんなこんなで、ブログ更新頻度を緩めて、まずは本業のアプリ開発の勉強をしています。
毎日ここからが始まりだと思って、不安半分・楽しさ半分で仕事をしています😊
まとめ
もし未経験で、年収を下げずにうまくITキャリアを積みたい方は参考にしてみて下さい😊
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